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毛根部分の毛乳頭細胞の受容体が「攻撃因子*」というものに攻撃されることにより脱毛します。
*1男性型脱毛症:悪玉男性ホルモン(DHT:ジヒドロテストステロン)
*2女性のび漫性脱毛症:自己抗体(自分を守らずに自己攻撃する抗体)
攻撃因子は、脱毛因子を増やし、毛母細胞の分裂を抑えて、毛髪の成長期を短縮するので、毛球部分が退縮して抜けやすくなり、「抜け毛」が増えます。また薄毛の遺伝因子がある人ほど毛乳頭細胞の受容体の数が多くなるので、攻撃を多く受けることになるため、脱毛症がより進行することになるのです。
男性型脱毛症にしても、女性のび漫性脱毛症にしても、遺伝、ホルモン、免疫異常が原因なので、「抜け毛」とは一生付き合っていかなければなりません。放置すれば必ず進行します。治療を継続することが大切です!
毛の長さと太さは成長期の長さで決まります。
脱毛症の毛髪は成長期が短く、たとえ成長期の後期まで生え続けたとしてもずっと攻撃を受け続けているので「毛球部分が退縮する」ので「細くて柔らかい毛髪」が多くなってしまいます。
そのためだんだん薄毛部分の毛量はボリュームダウンして、見た目にぺしゃんこになり、地肌も透けてきてしまうのです。
正常な毛周期なら、図のように「やや細くなった長い毛」が抜けます。
また、この毛のあとには次の毛がスタンバイしているので、それが成長してきますから毛が減るようなことはありません。ストレスや夏の暑さで抜ける毛も同様の毛が抜けるので、通常は抜けても回復します。
しかし、脱毛症の場合、毛根が攻撃されると、成長期途中(早期〜中期)の毛球部分が小さい「短く細い毛」が多く抜けてしまいます。
図からわかるように、この短く細い毛のあとには次の毛がまだスタンバイしていません。そして休止期で停滞するため、次の毛がなかなか生えて来ないので、次の毛が生えるまでは地肌ということになってしまいます。
更に悪いことに「次の毛髪」が生えてきても、成長期途中でまた抜けてしまうので、ますます地肌の部分が拡大していくことになります。だから最終形は「波平状態」や「スカスカ状態」になるのです。
HARG療法は、頭皮内の毛乳頭細胞に「成長因子というサイトカイン」が働きかけて再活性化させることで、成長期途中で抜けた毛髪の毛球部分が再生されて、再び発毛する治療です。
そして再生速度を加速させるのが「エクソソーム」です。
また、攻撃因子から攻撃を受けていても、このサイトカインとエクソソームの働きにより、
ので、脱毛しにくい毛髪となって生えてきます。だから年に1、2回程度のメンテナンスで生えた毛髪が維持できるのです。
AGAは男性ホルモンが5αリダクターゼと結合して「悪玉男性ホルモン」(DHT:ジヒドロテストステロン)となって毛乳頭細胞の受容体を攻撃し、脱毛因子を増やし、毛母細胞の分裂を抑えてしまうので成長期を短縮して抜け毛を増やします。
DHTの攻撃をブロックするのが「プロペシア、ザガーロ」の抗男性ホルモン薬で、効果があれば正常の毛周期になるので、発毛した毛が抜けずに太い長く毛となって生えてきます。
しかし坂道に止めてある車の「輪止め」のようなイメージですので、内服を中断してしまうと再びDHTの攻撃を受けますので、脱毛が始まり「浦島太郎の玉手箱」のように元の薄毛の状態に戻ってしまいます。効果があれば一生続ける覚悟が必要なのです。
ミノキシジルは毛組織への血流を改善する薬なので、血流が多くなれば酸素・ミネラル・栄養が多く運ばれてくるので、毛髪の発育が良くなり(育毛作用)、成長期が長くなるので、攻撃を受けても抜けにくい太く長い毛に成長します。
毛髪密度が上がるので、見た目に「髪の毛が濃くなった」印象となります。また休止期で停滞していた毛母細胞の分裂速度も促進されるので、成長期の開始も早まり、発毛しやすくなります。
しかし、やめてしまうと毛髪への栄養などが急激に減るため、毛球が小さくなり成長期が短くなって退行期へ移行しやすくなるので、攻撃により抜けやすい毛となって、1年程で元の状態に戻ってしまいます。ミノキシジルも効果があれば一生続ける覚悟が必要なのです。
「生える頭皮」かどうか、HARG療法による治療が可能かどうか、無料カウンセリングでお伝えします。
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